補綴学会に参加してきました!

日本補綴学会に参加してきました。(併設された生涯学習公開セミナー)自分の中で今一番、確実に知りたいエビデンス、根管治療後のコア築造のファイバーポストの話を接着の高名な先生の講演をメインに聴きました。やはり、ファイバーコアアレンジメントの話も有りました!光ファイバーが今のところ最高だとも。残存歯質をなるべく削らない事、文献から見たメタルコアVSファイバーコア、支柱無しの見解など。フェルールの話…再確認となりました。参考になる情報もありましたが、最後の質疑応答で、山縣徹哉一般GPとして質問(疑問)を投げろかけてみました。1.根管内や冠部の象牙質面の接着面の清掃は、私の臨床では間接法ではセメントの残留の除去の観点から、米国補綴専門医に習いサンドブラストしているが弊害はあるのか?先生は25μブラストの粉を回転ブラシにつけて清掃されていたが…

2.症例にあった前歯の全周フェルール無しにファイバーアレンジメントして良いのか?私はメタルコアを選択しています。3.症例全般でラバーダム防湿がされていないように散見したが根管内の感染や湿度は接着に影響無いのか?、又感染の方がリスクとして心配があり優先順位が高いのでは?4.ファイバーポストの先端は、多くはテーパーが付いているが根充材の面は平にするので先が根充材刺さる形になるのでテーパーである意味が有るのか?5.根管形成の形成量の話しを前質問者とされていたが、根管治療時に基本的なストレートラインを形成したら、根管形成は終了しており、改めて根充材を形態修正する程度では無いのか?
6.間接法か直接法か意思決定する基準が破折のリスクを考える以外に最終補綴のし易さしか挙げられていなかったと思いますが、私の臨床では、コア築造は根管治療の一部の処置であるので感染のリスクを最大限に考えて出来だけラバーダム防湿下での根管内の清掃を心がけているので直接法を選択していますがいかがですか?
会場がシーンとなってしまいました。テーマが違いますし最終的に時間もあれですので…山縣先生の治療は何も間違えっていません!と言われて終わりました。今後の補綴学会のやる事は沢山有りますねー。と締めくくられました。他のセミナーでは経験した事が無い歯切れの悪さで少し残念でした。
 
 
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