睡眠時無呼吸症候群について

こんにちは!

睡眠時無呼吸症候群について先日院内で勉強会をおこないましたので、そのお話をします。

 

睡眠時に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群ですが、

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群(舌が沈下するなど気道が閉鎖される)

中枢性の睡眠時無呼吸症候群(心不全や脳卒中などの血管系の病気が原因でおこる)

閉塞性と中枢性の混合型の3種類があるそうです。

まず「無呼吸」とは、睡眠中に10秒以上呼吸が止まることをいいます。

人間は寝入ってから約3時間の間にもっとも深い眠りに達し、

このときに成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や疲労回復が行われます。

睡眠時無呼吸症候群によって呼吸が止まると、血液中の酸素濃度が低下するため、

生体反応として覚醒し、再び眠りに入ると呼吸が止まります。

このようなことを一晩中繰り返すため、深い睡眠が得られなくなり

日中に強い眠気が出現し、酸素濃度が低下します。

結果、さまざまな全身疾患に繋がる悪循環に陥ります。

なかなかご自身では気づきにくい睡眠時無呼吸症候群ですが、

疲れが取れない、日中眠くなってしまうことが多いなどの場合はその可能性を疑ってみてもいいかもしれません。

一緒に寝ている人に聞いてみるのも有効です。

 

歯科ではマウスピース製作できますが、その際は診断書が必要です。

診断は耳鼻科でおこなってくださいね。

加藤

 

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